エンドレスラブ(完)
「ふぁ……疲れたぁー。」
大きなあくびをしながらスタジオの廊下を歩く。
インタビューが終了して、私はトイレに行く…
つもりだった。
何気なくフラフラ歩いてたせいで、
今自分が何処にいるのかがわからなくなった。
克哉兄さんにトイレの場所聞いた意味がない。
…あー…どうしよう!
柏木サンは克哉兄さんと私の小さい頃の話に花を咲かせているし。
16にもなって迷子とか…有り得ない。
私が路頭に迷っていると、
私と誰かがすれ違った。
スタッフさんだ…!
私は思いきって聞いた。
「あのっ!!!」