エンドレスラブ(完)
『いやぁ、今年の最優秀文学賞受賞は16歳の女子高生なんて凄いですねー。』
『そうですよねー。
フィクションということで、実体験では無いのにこんな素晴らしい恋愛小説を書けるなんて凄いですよ。』
テレビの中で、コメンテーターと思われる人達が
私の小説をベタ褒めしている。
…恥ずかしい。
『それにしても、
顔出しや取材は一切NGという事に関してはどう思いますか?』
『あまりにも突然の受賞でしたからね。
本人が相当驚いて、今後の執筆活動や学校生活に支障が出るから、非公開にしたんじゃないんですか。』
…おっしゃる通り。