エンドレスラブ(完)








…………。



黒の背景に煌めく星たちとネオンの下、


私は走った。






―――ドンッ!!



「…っ、きゃっ!!?」


「ぁ、ぶねッ!」




誰もいない路地裏に続く角の所で
通行人と肩がぶつかり体勢を崩したのを


彼が素早く受け止める。




―――ドサッ…



「ってえー…」


――――!!

下敷きとなっていた彼の上から慌てて退く。

「あ、ごめんっ…!」




なにやってんの私…














< 64 / 72 >

この作品をシェア

pagetop