神様の意地悪
『先生、慎一は助かったんですか?』



『全力を尽くしました、もう大丈夫でしょう』


私が『良かった』と言おうとした瞬間先生が....



『ただ....』



何....???



先生の『ただ...』って言葉で不安になった



『先生、ただ、何ですか?はっきり言ってください』



『記憶障害が出ると思います、記憶が、いつ戻るかは、わかりません、早い人は直ぐに思いだすし思い出さない人もいます!』


『わかりました』



私は先生が何か言いかけたけど聞かないで部屋を出た



慎一が目が目を覚ました時に側にいてあげたいので私は慎一の病室に行った




慎一の手を握りしめながら目を覚ますのを待った




慎一....



記憶が消えちゃうの?



私の事が、わからくなっちゃうの?




貴方が忘れても私は、忘れないからね



一つ一つ私と慎一の思い話を聞かせてあげるからね




何も心配しなく、いいからね





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