神様の意地悪
【悪魔の囁き】
『もう終わりにしろ、慎一を自由にしてあげろ』



また聞こえた



私の休みの日が来た


慎一は遅番



帰宅は朝....



私は寝ないで慎一の帰りを待つ事にした



少しだけ、お酒の力を借りた



素面では話せないよ



慎一が帰るまでの間、私は荷物をまとめた



慎一に買ってもらったピンクの浴衣



袖を通す事は無かった



たくさん撮った写真


無邪気な顔してる慎一



思い出は、いらない


持って帰ると辛くなる



私は久しぶりに家に電話した




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