神様の意地悪
慎一が帰宅した



いつも通り朝帰り



『慎一、別れよう、彼女が、できたんでしょう?』


『千尋ごめん、好きな女ができた』



私は、それ以上は聞かなかった



『慎一、私、今日、ここを出て行く、母さんの待つ家に帰るよ』



『わかった、千尋、ごめん』



私は寮を出た



日差しが眩しい朝だった



母さん今から帰るからね



ソラ....



アナタが言った言葉の意味が、やっと分かったよ




また逢おうねソラ



また私の所に来てね


私、ソラが来るって信じてるよ



待ってるよ.....





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