神様の意地悪
新し命
サヤは私を抱きしめ『千尋、苦しいよね』と言いながら私の涙を吹いてくれた


『千尋と慎一君は兄弟と知らずに出逢っただけじゃん』

私の涙は止まらない


『千尋は、これから、どうしたい?』


『わかんない、けど慎一と一緒に居たい気持ちは変わらない』


『慎一君は何て言ってるの?』


『慎一は考える時間くれって、それまで逢わないってメール来たよ、電話にも出てくれない』


私の電話がなった


母さんからだった


私はシカトした


何回も電話がなる


『千尋、お母さん心配してるんだよ、出なよ、私が出て一緒に居る事を伝えようか?』


私は頷いた


サヤが電話に出て一緒に居る事を伝えてくれた


きっと母さんは慎一と一緒だったか知りたかっただけ....


私はヤケ酒した


飲んで飲みまくった


酔った勢いで何回も慎一に電話した


慎一は電話に出る事は無かった



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