神様の意地悪
慎一が帰宅した



半月ぶりに見る慎一は少し痩せていた


『慎一少し痩せたね』


『千尋も痩せたな、ちゃんと飯食ってる?』


私と慎一は黙りこんでしまった


沈黙が続いた


私は自分の気持ちを慎一に伝える事にした



『慎一、私の気持ちは、変わらないよ!慎一が兄でも私の愛は変わらない、慎一の本当の気持ちを聞かせて』


『千尋、俺は、お前を忘れる努力をした、けどダメだった、千尋を忘れようとすれば、するほど千尋の事が頭から離れないだ、妹と分かっても千尋を妹として見れない、俺は決めたよ、千尋、お前から来たメールで答えが出たよ、俺には千尋が必要なんだよ』

私は慎一が同じ気持ちで居てくれた事で嬉しくなり抱きついた


慎一も私を抱きしめてくれた


『千尋、赤ちゃん、産みたい?』



『慎一の赤ちゃん産みたい、けど...
パソコンで調べたら血縁同士の赤ちゃんは血が濃いから何らかの障害を持って産まれくる確率が高いって書いてあった』

慎一は私を抱きしめながら話しだした



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