神様の意地悪
知らない番号は鳴り続ける



切れては鳴り、また切れては鳴る



番号を良く見ると携帯からの番号じゃない



市外局番からの電話だ私と慎一の住んでる局番だ



私は急いで電話を取った




『もしもし』




『椎野さんの携帯ですか?奥さんの千尋さんですか?』



『ハイ、そうです』



嫌な予感....




やはり的中した




昔から嫌な予感だけは的中だった



こんな予感、当たらなければ良いのに...



電話を、かけて来た相手は慎一の会社の社長だった



神様...



また私を苦しめるんですか?



私と慎一が兄と妹と言う事で愛しあった事が罪ですか?



罪を背負った二人の罰何ですね



神様...



私は貴方が憎いです

そして嫌いです



罰を与えるなら私に与えれば、いいでしょう


慎一に罰を与えないで苦しめないで



この時、千尋は自分にも罰が来る事を知らない



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