男子1人のシェアハウス

「もう!!本当にどうしたの?」

「ん?えっとね~。」

少しニヤケると桃から叩かれた。

「気持ち悪っ。」

「ひでぇよ泣」

みんな俺を置いてどこか行ってしまった。

「あんさ、元気出して!!あっ、そうだ!一緒に行きたい所があるの行かないかな?」

まだ俺を見捨ててなかった人がいる。

菜々だった。

「行く!!絶対行く!!!!!!」

「んじゃ、決まり!!」

玄関でお気に入りのスニーカーを靴箱から出すと自転車で菜々に続いた。
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