男子1人のシェアハウス
私と修弥に歩み寄って来たのはシェアハウスの管理人山本さんだった。
「お!優もハロー!今日は2人デート?」
「デートとかそんな仲じゃないから。」
「まぁ、いいとして少し優と話したいんだけどいい?」
「勝手にすれば。」
山本さんにも冷たいなんてさすが…。
「話ってなんですか?」
修弥から離れたトイレの裏に連れてこられた。
「優って実際どう思ってんの?」
「えっ…どうって何が?」
「修弥だよ。アイツの記憶から優との思い出がなくなってんだぞ?いいのかそれで?」
「それぐらい理解してます。でも修弥にとって私は仲のいい友達としてしかみられてないから…。」