男子1人のシェアハウス

着いたのは駅前のビルだった。

「ここで遊ぶ。」

「龍平ってまだ小学生?」

「違うし。うるさい。」

「ごめんなさい。」
ビルの中を歩いていたら龍平が足を止めた。

「龍平どうした?」
「ちょっと予定変更。」

クルッと回れ右をした龍平の様子に違和感を感じた。

「あっ!!龍平。」

呼ばれた方に目線をやるとまだ若そうな人が男を連れてこっちに近づいてきた。
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