男子1人のシェアハウス

ずっとチョーク片手に考えていた。

解らず、

「もう、ギブアップ。」

と先生に言った。

先生は得意のスマイルで

「補習だな。残念。」

と言った。

放課後先生に呼ばれ生徒指導室に入った。

先生はまだ居なくて鞄を机に置き数分待ったところで先生が来た。

「ごめん、ごめん。ちょっとお取り込みで。」

「大丈夫ですよ。早く帰りたいんで早く終わらせましょ。」
「いや、早く帰らせるわけないだろ。」
「えっ?」

三山先生は座っていたのに立ち上がって徐々に近づいて来た。
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