男子1人のシェアハウス

「明日から覚えておいてね。」

ニコッと気味悪く笑った女達はそのまま帰って行った。

次の日。

昨日の女集団に囲まれた。

「アンタ覚えてるよね?」

「アンタって名前じゃない。」

「ふざけんな。やれ。」

女の声と同時に蹴られた。

痛くても我慢した。
ここで泣いたらコイツに負けそうで。

「今日はここまでにしとこうか。翔太には内緒にしてね。それじゃあね。」

またニコッと気味悪く笑って立ち去っていった。

まだ学校にも着いてないのにフラフラだ。
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