男子1人のシェアハウス

公園の入口付近に立って辺りを見回す。
すると、ベンチに2人のカップルが居た。

近づいていくと、見覚えのある顔。

私を見ると大和先輩は爽やかに笑った。
この人は浮気をしても反省はしないのか。

「先輩別れて下さい。」

そのまま立ち去ろうとしたけど先輩に声を掛けられ振り返った。

「お前なんかただの俺の遊び相手だよ。本気にするとかまじあり得ねぇ。」

「そうそう有り得ないの。馬鹿女ね。」
先輩に続いて女も私を嘲笑う。
< 60 / 189 >

この作品をシェア

pagetop