男子1人のシェアハウス
前には菜々が走っていた。
越そうとした時。
ドテッ。
いきなり前にいた菜々が視界から消えた。
と思って下を見ると菜々が痛そうに膝をかかえていた。
俺は菜々をひょいと持ち上げるとそのままゴールまで全速力で走った。
ゴールテープを切るとすぐにテントの中にある怪我人を手当てをしてくれる先生に菜々の状態を伝えた。
先生はすぐに消毒などをして、絆創膏を貼った。
「大丈夫よ。」
先生の言葉にほっとした。