シャンゼリゼ



「…え―?」



触れるか触れないかの距離で、首筋を引っ掻かれる。

腰に走った刺激に思わず身を竦めた。



「…っ、!」

「あの時こんなふうに触れなかったし」

「~~~」



付き合ってからますます意地悪になった橋くんは、



「何か?」



今日も妖艶に微笑むのだ。






─fin─
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