シャンゼリゼ
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所属学部のあるキャンパスは山の近くにある。
街からは離れた所にあり、主な交通手段はバスになる。
俺は古ぼけたバスの、ぺしゃんこの座席に座ってぼーっとしていた。
斜め前の席に座っている女子はかれこれ30分、一度もスマホから目を離していない。
毛先だけ内巻きした黒髪のロングヘアーや上品なワンピースは清純"派"だろうが、
こいつ股ゆるそうだな
とか思ってしまう。
スマホをずっと触ってるのが問題じゃなくて、そうしないと一人で乗ってられなくて落ち着かないってスタンスなのが目についた。
こういうのは男に重く依存するタイプ、股がゆるくても遊びには向かない。