優しいカレの切ない隠し事
「ん…圭介……」
いやらしいくらいに響くキスの音に、気持ちはどんどん高まってくる。
「明日も、早いのに…」
かろうじて出た言葉も、圭介の手を止めることは出来ない。
「んー、そうだな。早いよな。じゃあ、明日は二人で寝不足になろう」
「ええっ!?」
と、叫んだのも束の間、わたしは圭介に夢の世界へと連れて行かれたのだった。
『もっと喘いで』
わたしに聞こえた圭介の声は、その言葉と荒い息遣いだけ…。