優しいカレの切ない隠し事
「んー!」
言葉が発せられず、もがいてみたけれど、圭介はやめるどころか、そのまま無理矢理ベッドへと連れて行ったのだった。
「や…やだ」
「何が嫌なんだよ。オレとのセックス?」
「違う。そうじゃなくて、こんな無理矢理なのが嫌なの」
だから、やめて。
わたし、圭介とは幸せを感じるセックスがしたいもん。
だけど、そんな気持ちを知る由もない圭介は、わたしを無理矢理押し倒したのだった。
「陽菜は、誰にも渡さない」
そう言った圭介は、乱暴に服を脱がせ始める。
「やだ!本当に嫌だってば!」
こんなのヒドイ。
ヒドイよ、圭介…。