ナ 「退院する患者さんは、こうやってさよならするのよ!」

円 「そうなんですか。ありがとうございます。」

私はナースさん達の真ん中を通って言った。

円 「今までお世話になりました。」

と、言って頭をぺこっと、下げた。

勇也も一緒に下げてくれた。

私が頭を上げると・・・

紗羽・・・がいた。

円 「紗羽・・・!」

勇 「あっ!この前の女の子!」

紗 「この前のお姉ちゃんの彼氏さんだ!」

勇也は紗羽にニコッと笑った。

勇 「正解!」

紗 「お姉ちゃん!あたちね~!お母さんに、「お姉ちゃんとメールしたい!」って言ったら、携帯買ってもらえた~!」

円 「よかったね!じゃあ紗羽メールしてね!」

紗 「うん☆」

< 162 / 201 >

この作品をシェア

pagetop