幼馴染みに恋してます!!!!!
【悠サイド】





「うらら!!」







ベンチの上にゆっくり倒れたうららを見て俺は叫んだ








周りの人が俺を見た







俺はうららのもとに走った








首の下と、膝に手を入れて、抱えあげる






コイツ…何でこんなに辛そうなんだ?






「…俺が運ぶよ」








そう言われて、振り返ると、そこには、鳥居飛鳥がいた








「何でお前が…」







「俺はコイツのことが好きだから。関係のない君よりいいんじゃないかな」









そんなこと言ったら…








俺だって…








俺だって…








「俺だって、コイツのことが好きだっつうのっ!!」








俺はそう言ったのと同時に走り出した








うららの寝顔は、やっぱり苦しそうだった







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