幼馴染みに恋してます!!!!!
背後で告げられた言葉







俺はそれにドキリとした








その時、頭の中にうららの顔が浮かんだ









『だったら、何が悪い』










俺ははっきりとそう言った










『呪ってやるから、あんたの好きな人のこと』










それ以来、由実とは会っていない









由実が転校したんだ









呪ってやる……か








「大丈夫?」










不意に声をかけられた











フッと、現実に戻る









そこには、大きな瞳に心配そうな色を浮かべるうららがいた










そうだよ、俺は、うららを守らなくちゃいけないんだ









「帰ろっか」










「うんっ!」










その明るい笑顔が、俺を癒してくれた
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