幼馴染みに恋してます!!!!!
絞り出すように私は言う







「嫌いになんかなれないっ!なれるわけないっ!私をこんなにも大切にしてくれた人のこと、嫌いになれるわけないよっ……」










目に涙が溢れて、声が涙声になっていく










「好き。悠ちゃんが大好き。これ以上ないぐらい好き。悠ちゃんが……んっ」










突然、悠ちゃんは私の唇に、優しいキスをした











「……好き。俺も、大好きだ。うらら」










悠ちゃんの優しい瞳が私をとらえた











「俺と、付き合ってください」












耳元で囁かれ、耳がくすぐったくなる











悠ちゃん、私こそ大好き










だからね、











「うん」










私が頷くと悠ちゃんはもう一度キスを落とした











そのキスは、何よりも甘くて、温かかったのでいた









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