幼馴染みに恋してます!!!!!
あ…




私は、あ、と固まった




向こうも気付いて、あ、と声を出した




けど、すぐに笑みを見せる




ううん、笑みじゃない




無理やり浮かべてる笑みだ





「うらら、おはよう」





「…おはようじゃない…」




「えっ…?」





「無理やり笑わないでよ」





私は気付くと、下を向いて、肩を震わせていた





頬に、一粒の涙が伝う





「ごめん…」





ついに頭の中の何かが切れた




「謝ってばっかりいないでよっ!」





私は立ち上がって、教室を走り去った
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