貴方の心フル受信
「オリジナル~~ッ!?」



 私の叫びが教室に木霊した。


「そう、オリジナル。内容は誰かに作ってもらおうと思っている」


「オリジナル、ですか」





 奴は静かに先生に対応していた。



 ちょっと待って。

 どんなのができるかも分かってないのに、引き受けられる分けないでしょ!








「だっ、ちょ、無理ですって!」


「どうして?」




 先生は驚いたように私をみた。













「わ、私セリフとか忘れますよ!ばかだから!」


 そう。

 それが一番の問題。


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