カラフル
「え!!??別れた!?」

優美の声が教室に響いた。

「しー!!声、大きいよ!」

「ごめん!ごめん!」

あたしは優美にすべて話した。

「なんで、急に別れようなんて・・・変だよ・・・」

「え!?変って、どういうこと?」

あたしは優美に問いかける。

「あのね、亜香莉が木下に別れようって言われた前の日、木下と話したんだよ」

「うん・・・」

「その時にね、『俺、雪川のこと本気で好きだ』って言ってた」

「え・・・!?」

「その時はね、ただのノロケかと思ってたけど・・・なんか様子が変だった気がする・・・」

う・・・そ・・・。

そんなこと言ってたんだ・・・。

じゃあ、なんで別れようなんて・・・。

「優美~~~~!」

何故か、涙が出た。

優実があたしの頭を撫でてくれた。



君はこのとき、悩んでたんだよね・・・。

あたし、自分のことしか考えてなかった・・・。
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