キヲクの片隅
名前
僕の目の前には小さな神社。
目立たなくて人が居る様子もない。
だけど手入れがちゃんとされているのか、とても綺麗だ。
僕は石階段をゆっくり登ってみる。
階段の周りには沢山の木があって、見上げてみると葉の間からは太陽の光が差し込んで、まるでカーテンの様に揺れる。
風が吹く。
その風が少し強くて僕は目を細める。
しばらくして風が止み、目を開ける。
ふと、前を向くと
石階段に座ってこっちを見ている女の子が居た。