泣く心【本編】
恭「湊川を気にかける気持ちも分かるが他の仲間も気にかけてやれよ」



慎「…はい」




俺は湊川を早く仲間にしたくて

どこか焦りすぎていたんだ


周りの奴らのことも考えるべきだった




今は

湊川を知る時間が必要ではなく

彼等に受け入れて貰うための準備が必要だったんだ




恭「まぁ、あまり考え過ぎんな。お前等の意志を尊重しろよ」


慎「はい…!」



何か一つもやが取れると同時に
恭先は総長だったんだと改めて実感した



虎「慎ちゃーん、何してんの?」


ひょこっと扉から顔を覗かせる虎春


…ひとまず戻ろうか



俺は軽い足取りで空き教室へと向かった









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