泣く心【本編】
愁「そうですか、そんなことが」


眼鏡を掛けている愁の表情が読めない



哲「まぁ、いいんじゃねーの?」


華「あんた、本当にバカ」


哲「あぁ!?」


華「切れるな、煩い」


哲「テメェがバカとか言うからだろ!?」


舞「二人とも…喧嘩は止めなさい」



二人はよく喧嘩をする


あれだ、喧嘩をするほど何とかとかいうやつだ



愁「舞さんは本当にそれでいいんですか?」



舞「え?」



愁「彼等は大丈夫なんですか?」



愁はあたしの過去を知っている


だから用心深くこんなことを聞いてくるのだろう



舞「…大丈夫」



あたしが確信を持って頷くと愁は微笑み頷いた



華「舞、でも真駆ばかりじゃなくうちらにも会いに来てよね」


哲「そうだな!ここに3人だけは寂しいからな」



舞「分かってるよ」



本当にここの皆、幹部も含めて下っぱ達も温かい

あたしはここに入って良かったとつくづく感じる


あたしの一番の居場所だ











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