泣く心【本編】
「るーいっ!学校楽しい?」
その日の夕食でお母さんに尋ねられた
月1ぐらいで聞かれるこの質問
「……楽しいよ」
滅多に笑わない私が微笑めばお母さんは安心したように笑ってくれる
「そっか!華は?」
華…とは私のお姉ちゃん
2歳上なんだけど
「うっせーな!知らねーよ!」
この調子から見て分かるように家族に対して反抗的で
学校も1年ダブっている
「うるさいとは何だ!お母さんに向かって!」
これに対するのがお父さん
「まぁ、まぁ。華が元気でお母さんも嬉しいわ」
お父さんを宥めながら
お姉ちゃんに笑いかけるお母さん
こんな食事がたまにある
空気悪くて食べづらいけど、お母さんが作ってくれた料理を残すわけにもいかない
「…ご馳走さまでした」
手を合わせチラッとお母さんを見ると
いつもの笑顔で微笑んでくれる
立ち上がり食器を洗うと部屋へと戻る
その日の夕食でお母さんに尋ねられた
月1ぐらいで聞かれるこの質問
「……楽しいよ」
滅多に笑わない私が微笑めばお母さんは安心したように笑ってくれる
「そっか!華は?」
華…とは私のお姉ちゃん
2歳上なんだけど
「うっせーな!知らねーよ!」
この調子から見て分かるように家族に対して反抗的で
学校も1年ダブっている
「うるさいとは何だ!お母さんに向かって!」
これに対するのがお父さん
「まぁ、まぁ。華が元気でお母さんも嬉しいわ」
お父さんを宥めながら
お姉ちゃんに笑いかけるお母さん
こんな食事がたまにある
空気悪くて食べづらいけど、お母さんが作ってくれた料理を残すわけにもいかない
「…ご馳走さまでした」
手を合わせチラッとお母さんを見ると
いつもの笑顔で微笑んでくれる
立ち上がり食器を洗うと部屋へと戻る