双恋。


「それ、関係ないよな。」


あははっと笑いながらトーストをかじった。




「ごちそーさまでしたー。」


食器を洗い場まで持って行こうと立ち上がると「俺のも」と食器を上に重ねてきた。


「えー…」


「トマト…」
いおりがそう呟いた瞬間、「はいっ」と敬礼して小走りで食器を洗い場に運んだ。

< 11 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop