矢野さん
言葉だけじゃない――俺の想いも、矢野には届かない……。
「……好きだから……好きなんだ……矢野さんが……」
なら、せめて言わせて――。
君に届かなくてもいいから。
どうしようもなく好きなんだ。
口に出さなきゃ辛すぎて――苦しいんだよ……。
俺の事嫌いなの知ってる……気持ち悪いと思ってくれても構わない――でも……嘘だと思わないで……。
この気持ちだけは否定しないで……。
そう思うと、項垂れたままゆっくり瞼を閉じる。
ドドドドン!!と最後の花火が上がり終わると、河川敷から拍手と歓声が上がるのが聞こえた――。
――――――――――
――――――
「……好きだから……好きなんだ……矢野さんが……」
なら、せめて言わせて――。
君に届かなくてもいいから。
どうしようもなく好きなんだ。
口に出さなきゃ辛すぎて――苦しいんだよ……。
俺の事嫌いなの知ってる……気持ち悪いと思ってくれても構わない――でも……嘘だと思わないで……。
この気持ちだけは否定しないで……。
そう思うと、項垂れたままゆっくり瞼を閉じる。
ドドドドン!!と最後の花火が上がり終わると、河川敷から拍手と歓声が上がるのが聞こえた――。
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