矢野さん
クリスマスデートから1週間ぶりに会うと、仕事終わりに二人で食事に行き矢野のアパートまで車で送った。
帰り際に、助手席に座る矢野にキスをしようと顔を近づけたら制止させられ現在に至る――。
「早いとかないでしょ?好きだからキスして何が悪いの?」
不満げにそう言うと、顔の前に出された矢野の右手を掴む。
「ダメです。もっと深くお互いの事を知った上でするべき行為です」
「真面目か!!」
「真面目です」
思わず矢野の言葉につっこむと真顔で返された。
こ~い~つ~!!
掴んだ右手をグイっと引っ張ると、「あっ」と矢野が俺の方へバランスを崩した。
チャンス――!!
キスをしようと目を閉じた瞬間――。
グイッ!!
――と、顎下を押されて勢いよく顔が上に向くと、首の後ろがグギッと鳴った。
「い"だ!」
どうやら矢野が咄嗟に掴まれてない左手で俺の顎を下から上へと持ち上げた様だ。
帰り際に、助手席に座る矢野にキスをしようと顔を近づけたら制止させられ現在に至る――。
「早いとかないでしょ?好きだからキスして何が悪いの?」
不満げにそう言うと、顔の前に出された矢野の右手を掴む。
「ダメです。もっと深くお互いの事を知った上でするべき行為です」
「真面目か!!」
「真面目です」
思わず矢野の言葉につっこむと真顔で返された。
こ~い~つ~!!
掴んだ右手をグイっと引っ張ると、「あっ」と矢野が俺の方へバランスを崩した。
チャンス――!!
キスをしようと目を閉じた瞬間――。
グイッ!!
――と、顎下を押されて勢いよく顔が上に向くと、首の後ろがグギッと鳴った。
「い"だ!」
どうやら矢野が咄嗟に掴まれてない左手で俺の顎を下から上へと持ち上げた様だ。