矢野さん
ビールをグラスに注ぐと、二人で乾杯をした。
「お誕生おめでとう 」
「ありがとう」
笑って言うと、ビールを一口飲んだ。
「こんなに料理作ってくれてありがとう。時間かかったでしょ?」
「うん……。でも楽しかったよ。それに、橘さんの喜ぶ顔みたかったから」
照れた様に言う矢野に思わずドキッとする。
可愛い事言うじゃん……。
思わず顔が緩むのを隠す様に再びグラスに口を付ける。
付き合って3ヶ月――。付き合いだして暫くすると、矢野の敬語を禁止させた。
付き合ってるのに敬語なんて変だからとやめさせたのだが、お互いの呼び名は変わらず「矢野さん」と「橘さん」だ。
「お誕生おめでとう 」
「ありがとう」
笑って言うと、ビールを一口飲んだ。
「こんなに料理作ってくれてありがとう。時間かかったでしょ?」
「うん……。でも楽しかったよ。それに、橘さんの喜ぶ顔みたかったから」
照れた様に言う矢野に思わずドキッとする。
可愛い事言うじゃん……。
思わず顔が緩むのを隠す様に再びグラスに口を付ける。
付き合って3ヶ月――。付き合いだして暫くすると、矢野の敬語を禁止させた。
付き合ってるのに敬語なんて変だからとやめさせたのだが、お互いの呼び名は変わらず「矢野さん」と「橘さん」だ。