御曹司さまが放してくれない!!


わたしの肩をつかんだまま

首をたれる御影さま。



「あの・・・・・えっと、本当に、ごめんなさい。」


「いやだ。」



え?


「俺はあきらめないぞ。」



バッと顔をあげて、とらえられる視線。



まっすぐな瞳に、またどきんと胸がなる。


こんなイケメンと見つめあった経験なんて、こっちにはないんだよ。

勘弁してよ・・・・。




ていうか、


「なんで、わたしに、そんなこだわるんですか・・・。」


いくら初恋だからって

わたし以上にかわいい、いい子なんていっぱいいるだろうし


御影さまみたいなハイスペック男子ならモテモテだろうに。




< 58 / 99 >

この作品をシェア

pagetop