御曹司さまが放してくれない!!
「もう一度言う。」
悩んでいるわたしの肩を離した御影さま。
そして、直立姿勢にもどると
なんと頭をさげてきた。
「ちょ、ちょっと・・・!!」
「俺と、付き合ってください。」
・・・・ええええええええ。
頭さげた!?
俺様で、坊ちゃんで、えらそうで
絶対頭とかさげないタイプだと思ってたのに。
こんな簡単にさげちゃうんだ・・・?
でも、不覚にも、その姿にまた胸がなる。
っていうか、純粋にうれしい。
そんなにわたしのこと好きなの?
そんなにわたしと付き合いたいの?
今まで経験がない分、舞い上がってしまうわたしがいる。