恋なんて、できないと思ってたんだ。
いろいろなおしゃべりをしているといつの間にか校門の前にいた。



「おはよぉ~。日向君!どうして今日はぁ、クラスの美少女様タチと登校してるのぉ?」



「あ、おはようございます!鷹石さん!」



『僕』に戻った。
 


僕とユキノ、ミホ、ヒナは目を見合う。



なんだか、『僕』のヒュウガと接することが、なんだか苦に思えた。



「そうよ。たまたま、交差点で会ったのよ。」



「ねぇ~アキラぁ?」



  「…、ああ。」



「それだけやで。誤解せんといて(笑)」



…ああ、なんか余計寂しい。


ヒュウガも笑顔を作っているけど、なんだか悲しそうだった。



「そうなのぉ?じゃぁ、一緒に登校しよぉ!ヒュウガ君。」



「いいですよ。アキラさんたち、また教室で会いましょうね!」
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