恋なんて、できないと思ってたんだ。
あたたかい、感触



温もりが、私を包む



「大丈夫だから。


大丈夫。俺はここ。生きてるもん。


アキラのせいじゃないよ。


なんにもわるくないよ。


おちついて。大丈夫。」



…徐々に、頭が覚醒していく。


ぁぁ、久しぶりに『私』になった。


なっちまった。



ダメだろ、こんなのじゃあ、


やくそくだろ、『僕』でいる。



それは、僕のためでもあり


彼のためでもある


だいじなやくそく。
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