恋なんて、できないと思ってたんだ。
…そのまた次の日。


僕は、今日の授業も退屈だと思いながらも一応は真面目に受け、ユキノとミホとヒナと笑い、話しながら一日を過ごした。


今日もうぜぇったらありゃしねぇ。男どもが気持ち悪かった。



…放課後。


また、ユキノは部活。


だから、僕とミホとヒナで帰ることにした。


  「僕、トイレ行ってきていいか?」


「行ってらっしゃい。」


「待っとくねぇ~♪」


僕は教室から出て廊下を歩く。 


すると。


特別教室から、男と女の声が聞こえてきた。


僕は気になって近づく。


「なんでいきなり、冷たくなったの?」


「うるさいなぁ…。鷹木さんには関係ないだろ?」
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