〜Dedicated to you〜 (短)
その言葉だけで
充分だった。



なんでけいたは
こんなに
優しいのだろう。





ますます
涙が
溢れ出る。




『ァタシ
頑張るから!!
けいたに
好きになってもらうから!!』





いっぱい泣いた。




本当にァタシは
子供だ。




けいたになんか
届かないよ…




だけど
けいたは
ァタシを
抱きしめて
見つめてくれる。




届かないはずの
ァタシへ

手をのばしてくれてるの。




その手を
つかむために
ァタシは
いっぱい
努力しよう。



いつまでも
子供みたいに
泣いてるだけの
ァタシは嫌だ!!






けいたに釣り合う
オトナの女に
なるんだ!!



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