〜Dedicated to you〜 (短)
その日のバイト中
ァタシは落ち込み気味だった。




それに気付いて
帰りにけいたが
話しかけてくれた。





『何かあったの?』




『もぉすぐテストなんだ…』




『テストかぁぁ!!
じゃまたしばらく
休むの??』



『うん…』




ァタシの残念そうな
顔を見て
けいたが言った。




『みゆちゃん
仕事好きだもんねぇ。
でもバイトは高校卒業しても
いくらでも出来るんだから
今は勉強頑張りなよ!』





『違うの!』




ァタシが
大声を出したので
けいたは
びっくりした。


『へ?』


『バイト休んだら…



けいたと会えない…』




それを聞いて
けいたは
笑い出した。



『そんなことかよ!』



『そんなこと?!』




ァタシはショックを
うけた。



けいたと
毎日でも
会いたいのに…



けいたにとって
ァタシと
会うことは
『そんなこと』
程度なの??



それもそうか…





ァタシの片思いだもんね…




するとけいたが
言った。




『じゃぁ俺が
勉強教えてやろうか?』




『え?』



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