〜Dedicated to you〜 (短)
テスト期間に
入った。






正直けいたの事で
頭がいっぱいだったが
忘れたふりをし続けた。






だけど
忘れきれなかった。





数学の教科書を
開くたび
けいたが
書いてくれたメモを
見るたび

涙が出てくる。





この優しさは
ァタシだけじゃない…






そぉ自分に
言い聞かせては
頭の中から
けいたを
追い出す。







何度追い出しても
けいたは
戻ってくるのに…







テストの出来は
まぁまぁだった。




特に数学は
なかなかよかった。







だけど
あまり
嬉しくなかった。




あの現場さえ
目撃しなければ
きっと
嬉しかったに違いない。



けいたに
いい報告が
出来たから。






だけど今は…






けいたに
会いたくない…






どんな顔で
会えばいい??



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