〜Dedicated to you〜 (短)
お母さんの
提案に
ァタシのテンションが
あがった。





『連れて来て
いいの??』




『もちろんよ〜!!
お母さんも
どんな人か
見てみたいしね☆』




相変わらず
うちのお母さんは
ミーハーだ。




だけど
そのミーハーさに
今は感謝している。






『男の一人暮しじゃ
きっと栄養のあるもの
食べてないでしょうしね』






さっそくァタシは
電話でけいたに
聞いてみた。





『お母さんがね、
今度うちで
一緒に夜御飯
食べないかって
言ってくれてるんだけど…
うちこない??』





けいたは驚いた
声で答えた。






『え!行っていいの?!』







『うんだよ!』






けいたは
すごく嬉しそうだった。





ァタシも
すごく楽しみで
わくわくしていた。




お父さんにも
そのことを
話した。





『美由紀の彼氏かぁぁ〜
お父さんより
男前だったら
家に入れないからなぁぁ?』





『お父さんより
ずっとかっこいいわよ!』




お父さんに
皮肉を言って
顔を見合わせて
笑った。





うちの家族が
こんなに楽天的で
よかった☆



けいたが
うちに来る日が
待ち遠しい!!!



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