〜Dedicated to you〜 (短)
けいたとは
それからも
うまくいっていた。






結婚の話を
持ち出すのは
ァタシが
高3になって

進路の話が
本格化するころに
しようという
ことになった。





相変わらず
お父さんと
けいたは
仲良しだ。




お母さんも
けいたを
気に入っている。





けいた自身も
すっかりうちに
溶け込んで
まるで
本当の
家族のようだ。






一時期に比べ
けいたとは
よく会える
ようになっていた。




けいたの仕事のほうが
落ち着いてきたからだ。





週に1度は
うちで
晩御飯を
共にする。





休みの日には
二人で遊びに行ったり




あの場所へ
行ったり…





本当に
幸せだった。







そして早いもので
また春が来る。










美由紀。高3。




彼氏は6つ年上の
24歳 社会人。




高山啓太。





ァタシたちは
付き合って1年と半年を
迎えようとしていた。



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