〜Dedicated to you〜 (短)
するとお父さんが
吹き出す。




『「娘はやらん!」
なんて人生一度は
言ってみたかったんだよ〜!

ドラマとかで見て
父親は
こうでなくっちゃって
思ってたんだ☆』



ポカンとする
ァタシとけいたをよそに
お父さんは続ける。





『まあさっきのは
父さんのおちゃめな
ジョークだよ☆』



その意味を理解するのに
数秒かかったが
意味を理解できたとき


ァタシもけいたも
可笑しくなってきて
大声で笑った。





『お父さんのばかぁ!!
本気でびっくりしたじゃない!!』


『お母さんもびっくりしたわ!




『お父さん冗談
キツイですよ!』



そぉ言ってみんなで
ひたすら笑い続けた。





そしてお父さんが
今度は真剣に
話し出した。




『美由紀は大学に
行きたいのかと
思ってたけど
けいたくんと
一緒になりたいなら
好きにしなさい。
そのかわり
今みたいに
自分のことだけを
するんじゃなくて
けいたくんのために
しっかり
家事をこなすんだぞ!

もちろん大学に行かないから
と言って勉強を
おろそかにするのも
許さないぞ』





お父さんに
そぉ言われて


ありがとうの言葉と一緒に
涙がこぼれた。




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