〜Dedicated to you〜 (短)
夢をみた。
よく覚えていないけど
なんだかとても
切なくて
苦しくて
悲しい夢を。
目が覚めたとき
汗がびっしょりだった。
時刻は
22時。
すっかり
夜だ。
変な夢を見たのは
疲れているせいだろう。
リビングに降りて
水を飲む。
明日の
学校の予習を
少しして
再び
眠ろうとした。
0:17。
ふと携帯が
鳴った。
着信相手は
けいただ。
こんな時間にどうしたのだろうと
電話に出る。
『もしもしけいた?
どうしたの?』
しかし
電話の相手は
けいたではなかった。
『この携帯の持ち主の
お知り合いですよね?』
…この人は誰?