〜Dedicated to you〜 (短)
おさまらない
胸の鼓動を
感じながら

けいたの
両親に
連絡を入れた。





病院から連絡があって
けいたが
バイクで
事故を
起こしたらしい。


今から
きてほしい

と。




けいたの両親は
車ですぐ
こっちに
向かうと
言った。





ァタシも
お父さんと
お母さんと



病院へ向かった。




きっと
何かの間違いに違いない。



もし間違いじゃなくても
対したことないだろう。




鼓動を
抑えるために
自分に
何度も


『大丈夫』


といい聞かせた。





けいた…





何があったの?





お父さんの
運転する車に
乗りながら





焦る気持ちを
抑えて




ァタシは
願い続けた。






『無事でいて
 無事でいて…』



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