〜Dedicated to you〜 (短)
病院についた。


当然まだ
けいたの両親は
来ていない。



受付で
事情を話し、
けいたのいる
病室へ
案内された。






そこには
けいたが
眠っていた。




事故を
起こしたと言うわりに
傷は少ない。




がしかし…



近寄って
けいたを見る。




赤見を
帯びていない…




『け…いた…?』

反応はない。




医者が口を開いた。





『バイクは
かなりスピードを
出していたみたいです。
飲酒運転でした。
地面が湿っていたのが
原因で
滑りやすく
なっていたのでしょう。
警察が今も現場検証を
してるはずです。

彼は高山啓太さんで
間違いないですよね?

先程まで
一緒に居たという
お友達と
連絡が取れました。


どうやら
飲み会があって
その場所に
財布を忘れて行った
みたいです。』



ァタシは現実に
気付きかけていた。

だけど
認めたくなくて
気付かないフリをした。



『ねぇけいた!
起きて!!
ねぇってば!!』



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