〜Dedicated to you〜 (短)
『美由紀お疲れぇぇ!』



署に着いた婦警に
同僚が話し掛ける。



そうこの婦警こそが
ァタシ、美由紀だ。




『お疲れェ!今日も
暑かったぁぁ』





18の秋、
ァタシが
お父さんとお母さんに
なりたいと言ったものが
今のァタシの職業として
実現していた。




ァタシがなりたかったのは
警察官だった。



けいたの死に
直面して
ァタシは後悔した。



あの時
もっと注意
していれば…と。




アメリカでは
1分に1人が
飲酒運転で
亡くなっていると
言う報告。
けして人事ではない。



日本でも
飲酒運転による
事故が増えているのが
現実だ。



だからァタシは
警察官に
なりたかった。



ァタシのような
辛い想いを
する人は
もぅ出したくない…



少しでも
こんな辛い想いを
する人たちを
減らせるように…と。





ァタシの今を
けいたは与えてくれた。



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